FINAL FANTASY XIV SS

FINAL FANTASY XIV を舞台とした創作小説です。

2017-06-28から1日間の記事一覧

第二十五話 「蜥蜴の毒がもたらす悪夢」

~ 聖アダマ・ランダマ教会 ~ 聖アダマ・ランダマ教会はウルダハに本拠を置く「ナルザル教団」が管理する教会である。昔この辺りを活動拠点にしていた「アダマ・ランダマ」という商人の残した数知れない実績を讃えて作られた教会であり、古くから商売の神と…

第二十四話 「蠍の尻尾」

私はコッファー&コフィンへと戻り、剣術士ギルドから来た救援部隊と合流した。そして怪我をした男を手配してもらった荷馬車に乗せて、フロンデール薬学院が運営している病院へと向かった。 ~病院の解放について~ 依然として減ることのない剣術士への襲撃…

第二十三話 「剣術ギルドの光と影」

私は、さっそうとクイックサンドを出ていくアルディスの背中を見送った。 あなたも・・・無事の様ね。 後始末に追われながら、給仕に色々と指示を出し終えたモモディが、ため息をつきながら私に話しかけてきた。 アルディスったら、本当に昔から何一つ成長し…

第二十二話 「赤い剣術士」

セヴェリアンお手製の「特製ポーション」をもって剣術士ギルドへと戻ると、何やら中の様子が騒がしい。私はせわしなく指示をしているミラに、セヴェリアンからポーションをもらってきたことを報告した。すると「本当に作ってくれたのか!?」と驚きの表情を…

第二十一話 「天才という名の狂人」

錬金術師ギルドへ入ると、受付に剣術士ギルドの使いだということを告げ、セヴェリアンに急ぎの依頼があることを伝えた。だが受付は申し訳なさそうな顔をしながら、「ギルドマスターから「絶対に人を通すな」と言われているので・・・」とお断りされた。ここ…

第二十話 「渇きの大地の黒き蜥蜴」

わたしはチョコボポーターを利用し、急ぎドライボーンのある東ザナラーンへと向かった。少しでも早く辿りつきたいところではあるが、道中ですれ違う可能性もある。私は大きな街道を逸れないように、途中途中にある集落に寄っては門番に聞き込みをしながら移…

第十九話 「剣を狙うもの」

あれは・・・・ 私はこちらに逃げる剣術士の男と面識がある。あれは剣術士ギルドに所属している男だ。 私は剣を抜き、逃げる剣術士と入れ替わるように槍術士の男たちの前に立ちふさがる。こいつ等は・・・シェーダー族か? シェーダー族は、グリダニアに広が…

第十八話 「暗闇に葬られし影」

そこまでだ!! 突然、女性の甲高い声が周囲に響き渡る。声がする方を向くと、そこには別の銅刃団の者たちが複数立っていた。 く・・・・ここで増援か・・・・ 先ほど逃げ出した、弓術士が応援を呼びに行ったのだろうか?いや・・・それにしてはあまりにも早…

第十七話 「正義を銅の刃に宿し」

次の日、私はチョコボポーターを利用してブラックブッシュまで戻り、その先は徒歩でロストホープ流民街へと向かった。 レオフリックは以前と同じところで火にあたりながら、流民街の住人と楽しそうに話をしている。私はレオフリックに近寄り挨拶をすると、特…