FINAL FANTASY XIV SS

FINAL FANTASY XIV を舞台とした創作小説です。

第二十一話 「天才という名の狂人」

錬金術師ギルドへ入ると、受付に剣術士ギルドの使いだということを告げ、セヴェリアンに急ぎの依頼があることを伝えた。だが受付は申し訳なさそうな顔をしながら、

「ギルドマスターから「絶対に人を通すな」と言われているので・・・」

とお断りされた。ここで受付と押し問答をしていても仕方がないのでギルドマスターはどれかを聞き、人物を特定すると受付の制止を無視してズカズカとギルドの中に立ち入った。
そして何やら怪しげな作業に没頭しているセヴェリアンの元へと行き、声を掛ける。しかし、セヴェリアンはこちらを見ようともしない。

(聞こえていないとは思えないのだが・・・・)

私は改めて声を張り上げて名前を呼ぶと、セヴェリアンは手を止めゆらりとこっちを向いた。

「・・・・・・・なんだお前は?」

まるで汚い虫を見るような目で私を睨みつけてくる。
私は改めて剣術士ギルドのミラの依頼で、急ぎ回復薬を作ってほしいということを伝えた。


「・・・・・ふん。」

セヴェリアンは何もしゃべらず鼻を鳴らし、作業に戻っていく。

(・・・・なるほど。確かにミラの言っていた通り一筋縄ではいかないようだ)

私は改めてセヴェリアンの手元にセラから受け取った紹介状を投げ入れ、ミラから言われた通り「バラすぞ」と脅した。
ピクリとその言葉に反応したセヴェリアンは作業を中断して、再びゆっくりとこちらに振りかえる。そして私の顔をじっと凝視し「はぁっ・・・・」と一つため息をつくと、

「たく・・・何たることだ、あの受付め!  面倒な用事は一切私に回すなとあれっっだけ言っておいたのに!
それにお前・・・剣術士ギルドの女に何を吹き込まれたか知らないが、この私が程度の脅しで動くと思ったのか?」

そう言いながらセラの紹介状を開封することなく、ビリビリと破り捨て偉そうに腕を組みをしながら私を見下してくる。

(確かに焦るあまり礼儀を欠いていたかもしれない・・・)

私は態度を変え、セヴェリアンに経緯を説明し、何とか薬を作ってもらえないかと懇願するが、

「そんな話、私に何の関係がある?  その男が苦しんで死のうが私には何の影響もない。」

セヴェリアンは不敵な笑みをしながら、私の反応を楽しむように答えた。

(これではらちが明かない。別の方法を考えた方が早いようだ・・・)

私はあきらめ、錬金術師ギルドを後にしようとする。
だがセヴェリアンは私の格好を見て何か思い当たることがあったのか、

「おい待て。 お前・・・魔物の死骸の中に残ったクリスタルを見たことがあるか?」

と質問してきた。

(クリスタル?  妖異が消えた後に残ったあの石のことだろうか?)

私は「あんたが思っているものと同じかはわからないが、見たことはある」と答えた。
私の答えにセヴェリアンは顎に手を当ててぶつぶつと何かを呟きながら、何かを考えていた。そして次第に顔に怪しい笑みが浮かぶ。

「気が変わった。この私が直々に特製ポーションを作ってやろう。だが「はいどうぞ」って渡せるほど簡単なものではないぞ?製作に少し時間がかかる。その間暇だろうから「お使い」をしてこい。
なに心配することはない。子供でもできるような簡単な雑用だ。」


あくまでも上からの物言いで言い放つセヴェリアン。正直腹立たしさはあったものの、文句のひとつでも言うものなら、すぐへそを曲げられてしまいそうだ。
私はしぶしぶではあったがセヴェリアンの申し出を承諾した。

セヴェリアンは「よろしい!」と一声上げると、近くにいた弟子と思われる男に「あの薬は出来ているのか?」と聞く。
「試作品であれば・・・・」と答える弟子と思われる男の言葉に少し被るように「それでいいから持って来い!」と乱暴に命令する。そして弟子と思われる男から液体の入った瓶を受け取ると、


「これをパールレーンにいる顔役の男に渡してこい。
名は・・・・・えっと・・・・・ラン・・・・ロンデベ・・・」

セヴェリアンは名前が出てこないことにイライラし始めたのか、こめかみを指で叩きながらその場をうろうろとし始める。私は「もしかしてランデベルドか?」と聞くと、

「そうだ! そいつだ! なんだ、知り合いなのか? それは好都合だな!」


と、乱暴にその瓶を投げてよこす。私は落とさないように慌てて瓶を掴んだ。おろおろとする弟子と思われる男の「まだ完成品ではないのにいいのですか?」という問いかけに対して、

「お前が心配することなど何もない。新薬開発というものには必ず「治験」が必要なのだ。元々価値のないあいつらが大勢の人の助けとなる「新薬」開発に貢献できるのだ。
感謝こそされても、恨まれる道理はない。例えどんな結果になろうとな。

あぁ! 貴重な研究の時間を無駄にしてしまった!  
もうこれ以上話しかけるなよ! 話しかけたらお前も新薬の実験台にするからな!」

セヴェリアンは、フンッと鼻を鳴らして作業へと戻っていた。私は弟子と思われる男を見ると、こちらの視線に気が付いたのか申し訳なさそうにお辞儀をしてきた。

(偏屈なギルドマスターの弟子になるのも大変そうだな・・・・)

と同情してしまう。私は弟子と思われる男に礼をして錬金術師ギルドを後にした。

 


錬金術師ギルドとフロンデール薬学院~

錬金術師ギルドは、ウルダハの学術研究機関である「フロンデール薬学院」の研究部門である。

フロンデール薬学院は元々「研究成果の秘匿」こそが絶対原則であり、その道理に従うあまり外部との接触を拒み続けたおかげで「秘匿の偽技」として異端視されてきた錬金術を、医学や薬学と統合した近代学問体系に再構築し、秘技とされていた錬金術の高度な知識と技術を一般学術として開放し、統合的な技術発展へと繋げる目的として設立された。

フロンデール薬学院は「薬学部」「本草学部」「博物学部」「臨床学部」「医学部」「法医学部」「兵医学部」の組織に分かれ、幅広い研究を専門的に体系わけしている

その名の通り「薬学」の研究による医療分野の技術向上を軸としているが、フロンデール薬学院はその研究成果として総合病院も開設しており、エオルゼア中において一番とも呼べる名医や技術者が揃っている。

ただし、フロンデール薬学院の総合病院は、治療費、入院費はすべて全額前払いという形態をとっているためか、ここを頼りにしてくるものは大抵金持ちの貴族か大商人の関係者ぐらいなものである。

しかしながら、フロンデール薬学院で経験を積んで育っていった者が、独立して医院や学校を開業し、エオルゼア全域で活躍していることを思えば、フロンデール薬学院の存在意義は大きいともいえる。

 

~セヴェリアン~

錬金術師ギルドのギルドマスターとなっているセヴェリアンだが、一般人の思い描く「秘密主義の錬金術師」のお手本ともいえるほど、偏執で独善的な性格を持つ。

昔のセヴェリアンは今ほど捻じれた性格をしていなかったのだが、第七霊災時に「ワ・ナージャ」という恋人を亡くしてしまってからというもの、「蘇生」という自身の研究に没頭するようになり、錬金術師ギルドの研究開発のほとんどは、その弟子の手によるものが多い。

※「蘇生」については既に「エーテル法」を用いた蘇生魔法が確立されているが、それは体内にエーテルが残っている(肉体と精神が繋がっている状態)わずかな時間にのみ可能な蘇生技術であり、死後一定時間を経過してしまった者の蘇生は出来ないとされている。
セヴェリアンは一度離れてしまった精神も、消えずにエーテルの本流の中を彷徨っていると考え、それを再び肉体に結び付け直す方法を研究している。

本人も錬金術師ギルドのギルドマスターの地位に縛られることを嫌がっているのだが「責任を持たせないと何をしでかすかわからない」という上層部の判断により「血縁者」という理由付けにて錬金術師ギルドの長としての役割を押し付けられている。
単純に他の部門から「煙たがられている」という噂もあるが真偽は定かではない。

しかしながら、セヴェリアンは稀代の錬金術師として天賦の才を持っているのは確かで、例え本人が直接研究にかかわっていなくとも、常に指示は的確であり、常識を常識としない「神の視点」とも評されるほどの独創力と着眼力も持ち合わせているため、錬金術ギルドで研究されているほぼすべてのものが、形となって積み重なっている。

ただ「慈愛」の精神は皆無であり、主に貧民や難民を使った臨床実験を行うなど、お世辞にも人道的とは言えない行為が目立ち、悪評の原因ともなっている。

「100人を救えるなら1人の命など数えるうちにも入らない」

という極端な思考原理を持っているともいえる。

 

わたしは錬金術師ギルドを出て、パールレーンへと向かう。

(あそこに寄るのも久しぶりだな。)

パールレーンは私がウルダハに来て始めて活動拠点とした場所である。
冒険者ではなくウルダハ内での便利屋稼業を主体としていた頃、金もない私はスラム街であるパールレーンで寝泊まりをしていた。
今では外での活動が中心となり宿屋に一室をもらって以来、立ち寄ることもなくなっていた。

・・・今思えばあの時、私が冒険者として危険に身を置くことになるなんて想像もしなかった。

「とにかく手に職を、そして安定した生活を手に入れる」


そう思ってウルダハまで来たというのに・・・
何処で何を間違ってしまったのか。
まぁ、今の生活も嫌いではないのだが・・・
それはいいとして、ランドベルドは元気にしているだろうか?

そんなことを考えながら歩いていたとき、ふと先程セヴェリアンが言った言葉を思い出した。

んっ? ランドベルドがパールレーンの顔役?
・・・確か

パールレーンに「顔役」というものはいない

と言ったのは、ランドベルド本人だったはずだ。
でも、セヴェリアンはランドベルドを「顔役の男」と言っていた。
これはどういうことだろうか?
まぁ・・・聞けばわかるか。


パールレーンに着くと、ランドベルドは相変わらず粗末な織物を敷いただけの床の上に座って、ぼーっと街を眺めていた。

「ひさしぶりだな」と声を掛けるが、ランドベルドは戸惑い、誰なのかを思い出そうと訝しげに顔を見ている。そして思い出したのか、


なんだあんたか。あまりに久しぶりに見たんですっかり顔を忘れていたよ。
いつの頃からかぱったり姿を見せなくなったから、どっかで死んじまったんだろうと思っていたよ。

そんなことを、けだるそうな声で話してくる。


確かに、ここにいた期間は短いうえ、なんの挨拶もなく消えたのだから忘れられていてもしょうがないか。私はランドベルドに、ここを出て行ってからのことを簡単に説明した。

そうか・・・お前、冒険者になったんだな。
・・・格好を見る限り、相当危ない橋を渡っているな。
まぁ・・お前が自分で選んだ道だ。俺がとやかく言うことなんて一つもねぇ。
ただ・・・ここに戻ってくることだけは無いようにしろよ。
冒険者なら、ちゃんと死に場所を選ぶことだ。


そう、忠告してくるランドベルドの言葉には、妙に重みがある。


で、俺に挨拶をしに来ただけなのかい?


そうだった。身の上話をしにここに来たわけではない。
私は錬金術師ギルドのセヴェリアンから預かってきた薬の入った瓶をランドベルドに差し出した。


おう、ありがとな。
これさえあれば熱病に苦しむ仲間を救うこともできるだろう。
しかし・・・冒険者になったというのに子供のお使いみたいな使いっぱしりをしてるたぁ、頭が下がるぜ。大方セヴェリアンの野郎に無理やり押し付けられたんだろうがな。


ランドベルドは憐れむような表情をしながら、私から薬の瓶を受け取った。
私は「この薬は試作品と言っていたが大丈夫なのか」聞いてみる。


ん? あぁ・・・そんなもんだろ。
ちゃんとしたもんを買える金なんてないからな。
ただで貰えるだけありがたいってもんよ。
それに、この薬はセヴェリアンの弟子が作ったやつだろ?
なら、よっぽどのことがねぇ限り変なことにはなんねぇさ。
もし何かあるとすれば、あいつらの機嫌を損なったときぐれぇよ。


私はランドベルドがセヴェリアンのことを随分と信用しているのだなと感心する。
人格的には破たんしているように見えても、仕事に妥協はないってことか。
だが「貧民は使い捨て」というような言いっぷりをしていたのだが。

私はつい気になって、ランドベルドに「なぜセヴェリアンのことをそんなに信頼しているのか」と尋ねてみた。


・・・・まぁ俺もここに住み着く前はお前と同じく冒険者家業をやっていたんだ。
だが、ある出来事をきっかけに「ヤバい薬」に手を出してしまってな。
以降、禁断症状からくる幻覚を見出すようになってからというもの、慢性的な精神錯乱状態に陥って、誰彼構わず人を傷つけた。そして、狩る側だった俺が「お尋ね者」として狩られる側にまわった。

そして銅刃団に捕らえられて、殺されようとしていた時にセヴェリアンと出会ったんだ。
「そいつは試験体となるから殺すな」って止めにはいって、おれは一命を取り留めたんだ。
アイツにとっちゃ体のいい実験体にしか過ぎなかったが、それでも命の恩人には違いねぇ。

当時、そのヤバい薬ってのがウルダハの闇市場に出回っていて、俺みたいな輩がたくさんいたんだよ。
それは一種の幻覚剤みたいなもんで、体に直接摂取すると嫌なことを忘れられるんだ。
初めは副作用もなくて軽い気持ちでやってたんだが、使っていくうちにだんだんと量が増えていってしまってな。いつしか俺はそれ無くしては普通に生活できない状態になっていった。
で、ある時ウルダハでそのヤバい薬の大々的な摘発が相次いで、闇にも街頭にも一切出回らなくなった。
薬がねぇとまともではいられねぇ俺は、襲い来る禁断症状に耐えきれずに思考がいかれちまったのさ。

セヴェリアンを初めとする錬金術師ギルドの連中は、そんな俺たち中毒者への解毒薬の開発に躍起になっていたんだ。普通こういう問題はフロンデール薬学院の連中が動くもんなんだが、ウルダハで大きな問題となったヤバい薬を作ったのは、実は錬金術師ギルドの連中なのではないかって噂が広がっていたんだ。
その噂に激怒したセヴェリアンは「俺たちだったら副作用のない完璧な幻覚剤を作ってる」と言い放って、質の悪い幻覚剤の副作用を治療する薬を開発するとともに、それを元にして副作用の無い幻覚剤の製作を始めようとしていたんだよ。
その解毒剤と、新しい幻覚剤の臨床試験体として、俺らのような中毒患者は貴重だからな。
結局、新しい幻覚剤の開発は元となる植物の栽培禁止令が公布されたことにより頓挫したようだがね。

それでも、長期間の解毒薬の投与を経て、俺も中毒症状から脱することができたんだ。
それこそ、何の後遺症もなく・・・な。

だが、精神はまともに戻れても社会的な地位ってのは「犯罪者」のままだ。
冒険者としても終わってしまったし、犯罪歴が付いた俺はまともな職に就くこともできねぇ。
そうして流れ着いたのがここ、パールレーンだったのさ。
ここには俺のように居場所をなくした連中がたくさん集まってきて、落伍者の吹き溜まりになっていったんだよ。

ランドベルドは煙草を取り出して火をつけ、ぷかーっを煙を吐く。
私は「そうしてここの顔役になったのか?」と聞いてみた。


顔役? 俺が? 冗談じゃない!
俺はこの掃き溜めを牛耳ろうってアホなことを考えちゃいねぇよ。
そもそも、ここパールレーンを管理しているのは誰でもねぇ、ウルダハの中心にいる砂蠍衆の連中よ。
死んでも誰も困らねぇ連中ってのは、後腐れもなく「使い捨て」にできるから案外便利なんだよ。
治安を大きく乱さねぇ程度に落伍者をここに集めて管理しながら「使いたい」ときに使っているのさ。

 

私はふと気になった。
たとえウルダハで「犯罪者」の烙印を押されていたとしても、体がまともなのであれば他の地で再起することも可能ではなかったのだろうか。


確かに、他の土地に移って新しい生き方を探すっていうことも考えたさ。
でもな、ここに集まってくる連中を見ているとなんかほっておけなくてな。
ここには俺と同じような奴もいれば、商売に大失敗して腑抜けになったもの、権力者にやられて骨抜きにされ者とか、体や精神を患って捨てられた者が集まってくる。
生きていくためなら奪うしかない、っていうやつは外に出て犯罪者集団の元に流れていくが、ここに残ったものは流民街でですら生きていけないような連中ばかりだ。


そんな奴らの世話をしていたら、なんだか変な情が生まれちまってな。
安っぽい同族意識ってのかな?
確かにここは社会の底辺で救いようがねぇところだが、俺にとっちゃ生きがいを感じれるところなのかもしれねぇ。いまさら冒険者に戻るつもりもねぇしな。


ランドベルドは吸い終わった煙草の屑を水の入った缶の中へと投げ捨てる。


まぁとにかくだ。
おめぇもいっぱしになったんなら、ぜってぇここに戻ってくることがあっちゃらなぇねぞ。
ここには救いの手を差し伸べてくれる神様なんてのはいねぇ。
代りに甘い言葉で闇へと貶める悪魔様はごろごろといるがな。

ウルダハで平穏に暮らしたければ、特に「ロロリト」には目をつけられねぇようにしな。
アイツは「排除」の為なら手段を選ばねぇ。たとえ犯罪集団を手を結んででも、執拗に襲ってくるぞ。


・・・・・もう手遅れな気がしているが・・・。
私はランドベルドの忠告に素直に頷き、別れを告げる。
と、ランドベルドは私に一つの袋を手渡し「これをセヴェリアンに渡してくれ」と頼まれた。
その袋は非常に軽く、中には草のようなものが入っていた。

 

錬金術師ギルドに戻り、私はセヴェリアンに報告をするため声を掛ける。
しかし、先ほどと同じように研究に没頭しているセヴェリアンは私の問いかけに答えることはない。
やれやれと思いながらも、私はまたセヴェリアンの手元にランドベルドから受け取った袋を置いた。
セヴェリアンはその袋の中身を確認すると、

おぉ!! でかした!!
これさえあれば研究がまた進むぞ!!

と、先ほどまでの態度は何処へやら、急にこちらに向き返り大手を振って喜んでいた。
私はその中身について聞いてみたが「ただの草だ。お前には関係はない」と、再び態度を変えた。
そして「特製ポーションはもうできているから、助手から受け取ったらさっさと出ていけ」とつっけんどんに言い放ち、再び作業へと戻っていった。

・・・・私は実は、あの袋の中に入っていた草を見たことがある。
あれは確か、ロストホープ流民街の洞窟の奥で栽培していた禁制品「夢想花」とよく似ていた。